B.B.S.

フロアにドラムの音を響かせろ
狂ったようにドラムの音を響かせろ
ステージにランプの明かりは必要だな
急行貨物列車みたいにカッカしてる俺はお前が大嫌いだぜ
1、2、2、R、E、S、俺は年若いオヤジみたいな奴さ

道行く人々をひとりひとり観察するようにして俺は街中を歩き回るのさ
俺がつるんで歩く仲間は、俺に危害を加えない連中だけ
見るからに強そうな連中が俺に向かってきても、俺はみすぼらしさを装うのさ
小競り合いになった時、お前は俺の仲間のニガー連中を助けてくれたんだ
お前が常々言ってるように、流血騒ぎにならずに済んだのさ
同じ道を通って帰るのはゴメンだぜ、お前はもうここに来る必要はないんだ
だからとっととどきなと言ってるだろ
ブラック・シープの登場さ、判ってんだろうな? ブラック・シープだぜ
誰だって? そう言っただろ
いつも通りにラップをかましてアフロらしくキメてやる
ブラック・シープの曲が流れてきたら、お前らのラジオはブッ飛ぶだろうな
お前は自慢げにその曲に合わせてフリー・スタイルでラップするのさ
ファンキーなバックに乗せて、ロン・Gからメッセージを送るぜ
パピィ・パップ、コン・G
俺がいなくなってからも、しっかりやれよ
俺のしたことは間違ってなかったんだ、こんなイカした俺をないがしろにするなよ

コーラス

プロップ・プロップ・フィズ・フィズ、ラッパーがスタンバイをする時のあの感じ
それが凝縮された感じに浸るのは何て心地好いんだろう
R、R、D、S、そうさ、最後には俺が登場するんだ
疑ったりするなよ、俺はニューヨークに忠誠を誓っているのさ
周りをアッと言わせるようなサウス・ブロンクス産のサウンドには威厳があるんだ
おぉーっと、カワイコちゃん
俺にちょっかい出したニガーどもを痛い目にあわせてやりな
辺り一面に臭気を漂わせて、お前の仲間のように、こっちだって銃には弾を込めておくぜ
これが頂点を極めたブラック・シープの新作さ
茶色の肌の活気ある連中が、以前にも増して元気一杯に復活したんだ
毎日3度のパーティ、俺たちが盗みでも働いてると思ってたんだろ
Eh 俺のこと、良く知ってるくせに
俺の手に掛かったなら、お前のレコードもカセットもCDもたちまちイカしたサウンドになるのさ
ベニー・ボンカーみたいに、サウス・ブロンクスへ行ってそのことを証明してやろうか
俺が放牧野馬みたいに音を拾ったら、ダッジ(クライスラー社製の車)みたいにグングン飛ばすぜ
Yo それに、お前のコメディに味付けしてやろうと思って、お袋をアッと驚かせるような面白い話をとっておいてあるんだ
お前の母ちゃんが俺の上に乗っかった時にはしっかりコンドームを着けるからな
お前は俺にやきもちを焼いてるんだろ、けど、俺のことをスケコマシ呼ばわりしてもいいぜ
俺ならバーバゾンだってモノにしてみせる、お前には想像もつかないだろ
終わり良ければ全て良し、ってことさ、ホラ、目の前に生活保護が転がってるぜ
仲間は互いに張り合って、恋人は互いにいたわり合うものさ
Yeah 俺は夜明けから日暮れまで、アップタウンをブラブラするんだ
ビリー・ミクラスキィ気取りで、ストリートで大金を稼ぐのさ
レトロ趣味なんてクソッくらえ、ハーレムでも'90年代は、いい思いができるんだから
下心タップリのお前に必要なのは、シスターだけさ
プロモーションでは思いっ切り暴れまくって、騒ぎの発火点になれよ
俺はマリワナを吸いながら、肩を怒らせてストリートを闊歩する連中とつるんで歩くのさ
俺にはお前の声が届かないし、お前の仲間を恐れてもいない、子供騙しのオモチャで遊んでる暇はないぜ
俺なら、熱くたぎるこの思いを胸に秘めて、カモのような連中を打ちのめしてやるさ
きらびやかな夜の証明に照らされながら行動する俺に、お前は“もう一度”とせがむんだ
ハーレムで行動しない限り、お前はハーレムの遊び人にはなれないからな

 

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