Sing For The Moment

Verse1:
髪を染めてイヤリングをした子供を持つことを最も恐れてるような白人の親にとってこれは悪夢みたいなもんさ
罵り言葉を使うことが禁じられた家の中で自分達の言うことが何の意味もなさないなんて
彼は問題児、彼を悩ますことは全部口から出て来る、彼が喋れば父親は部屋を出ていく
父親が大嫌いだから自分に寄せつけないんだ、もしまた父親を見かけたら張り倒すかもしれない
彼の考えはねじ曲り、腹を立ててるからから言い返し、黒人みたいな喋り方をしてロックとラップに洗脳された
ズボンをずり下げて穿いて、ドゥーラグやストッキング・キャップを被り、継父に殴られれば殴り返した
やつの鼻をへし折った、彼の家は崩壊していた、コントロールもなく、感情のなすがままだった

Chorus:
カモン!俺と一緒に歌ってくれ(歌え!)
今年のために(歌うんだ)
笑いのために
涙のために(カモン!)
俺と一緒に歌ってくれ
今日だけでいいんだ
ひょっとすると明日も
神がお前を連れ去っていく

Verse2:
殺し屋の暗躍するような場所でギャングスタとつるみながら、って具合にエンターテイメントは変わっちまってる、罪人の考え方が神聖だったりして
俺は信心深くもないし、仲間も一人だけだし銃も一つしかない、孤独なんだ、誰も俺のことなんて知ってやしないから
なのに皆俺の言うことに共感出来るなんて思ってやがるんだ、言葉ってのはすごい威力があるもんさ
偉大なことも言えるし他人をおとしめることも出来る、それだけじゃなくて嫌悪というものを教えることだって出来るんだ
キッズってのは俺達の言う一言一言を聞き漏らさず、まるで俺達を崇拝してるみたいなんだ
それに店に行きゃ全部プラチナの売れ行き、いったい何がどうしてこんな風になっちまったんだ?
街角や家のポーチに立ってラップしてただけの男がカネ持ちになって、誰の顔色もうかがわなくて良くなるなんて
だけど今は批評家共に酷評され、ジャーナリスト共に弾圧され、ファンに追いかけまわされ、弁護士共にはカネ儲けの種にされる
俺から最後の10セント硬貨までむしり取ろうって魂胆なんだ、俺が腹を立てる度に自制心を失ってとんでもないヘマをすることを望んでやがるのさ
そうすれば俺を制御不能のキャノン砲みたいに見せられるから、ちょっとでも頭にくればハンドガンを握りしめるのも○わないみたいに
だから検察官は早く判決を下して、一刻も早く俺をストリートから消し去りたがってるんだ
だけどキッズは俺の言うことを熱心に聞いてる、だから俺は警察が俺の指紋を取っている間にもCDにサインしてる
裁判官の娘のためにだぜ、なのにそいつは俺のことを恨んでるってわけだ、もし俺がそこまで脅威的だって言うなら、こんなことありえないだろ
全ては政治的なんだ、もし俺の音楽で言ってることが全部本当で、俺が犯罪者だって言うなら、いったいどうやって俺は小さな娘を育てられるって言うんだよ?
そんなこと出来るわけないだろ、そんなことをするのに相応しくない人間だってことになっちまう、お前だってクソみたいな人間のくせに、ガレラ、今のはお前を殴った拳だぜ

(Chorus)

Verse3:
音楽はムードを変えて人に語りかけるって言うけど、じゃあ音楽は銃に弾を込めて引き金を引くことも出来るっていうのか?
もしそうだって言うなら、次に誰かを襲った時には全ては俺の責任だって裁判官に言うんだな、そうすりゃ俺が訴えられる
ガキ共ってのは俺達がピストルを持ってるとか言うのを聞いて自分達も欲しがるようになるんだ、それがクールなことだと思っちまうんだからな
本当は俺達が自分達自身を守るためにそうしてるってことも知らずに、俺達はエンターテイナーなんだ、もちろんそういうことが俺達のセールスに影響しちまうんだ、この無知め
だけどそれは俺達自身を反映させたものでもあるから、説明だけすりゃ後は小切手が家に送られてくるってわけだ、こんなの最悪だと思わないか?
ただの凡人から、欲しいものは何でも手に入るような身分になっちまうんなんて
だから俺達は、夢とラップ・マガジンの他に何も持ってないようなキッズのために歌うんだ
一日中好きなラッパーのポスターを貼って、自分のアイドルと崇めて、そのラッパーの曲なら全部知ってる、みたいなキッズのために
それか生まれてこの方辛いことばかりで、夜中には泣きながら死にたいと思ってるようなヤツらのために
そんなヤツらがラップのレコードをかけて、聴きながら共感してもらえるように、お前らの目には俺達は何でもないと映るかもしれないが、ヤツらにとってみりゃとんでもない
だから俺達はこの瞬間を手にして、羽振よく振る舞って自分のものにし、とことん味わってしがみつこうとするんだ、こういう瞬間を俺達は何ものにも変え難い黄金のようなものだと思ってるんだ
俺達がいなくなればヤツらも俺達のことを認めるのかもしれないな、俺達の曲のリリックを通じてスピリットだけが生き続ける、そうすれば…

(Chorus×2)

 

 

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