I Ain't Mad at Cha
世の中が変わるだって？笑わせるなよ
そりゃ世の中が変われば、俺達だって幸せだけどさ
ちょっとでも変わってくれれば
niggaはゲットーを脱出して新しい生活を始められるからな
シャクだけどお前の言葉を信じてみようか
お前に腹を立ててなんかいないぜ
その逆で、お前の事が大好きなのさ
よぉ、近頃お前らとゆっくり話もしてなかったな
代わりにこの曲をお前らに捧げるぜ、聴いてくれるだろ？
俺はお前らに腹を立ててるわけじゃない
みんなの言い分をちゃんと聞き届けたぜ
この曲をブチかましてやるからよ
ヤクでハイになってるのかい
ドデカい一発をブチかましてやるからな
よぉniggaども
お前らに腹を立ててなんかいないぜ
[ヴァース１・2Pac]
俺達は似た者同士のniggaだったよな
一人の女を奪い合う時さえいつも一緒だったし
違うところは、お前の方が少し背が低かったくらいだ
それでもお前はイキがっててさ
誰かれ構わずちょっかい出してはストリートで得意になってたな
ジェリ・カール・ヘア・スタイルだった頃を憶えてるかい？
ストリートじゃ教訓を学ぶことは無かったよな
銃を片手にクラックでブッ飛んでた
一方的にコクレクトコールで電話してきてはこう言ってたな
今どうしてるんだい
へぇ、今はモズリム教かよ
もうヤクはやらないのかい
ムショから出たばかりで、そろそろ家に戻ると聞いてるぜ
もうすぐモスク寺院に行かなきゃならないんだ
お前の金魚のフンになるつもりはないからさ
何だか幼なじみが遠くへ行っちまったみたいだな
変われば変わるもんだ
ムショ送りになったけど、もう罪を犯すような真似はしないぜ
俺がカネの話をする時は苦労話がつきものだからな
俺が、暮らし向きは上々だと言えば
そのうち面倒な事に巻き込まれるぞ、と言うだろうよ
結婚おめでとう
女房がお前の過去を知ってて結婚したのなら大丈夫さ
彼女は人生を共に楽しむ相手を見つけたってわけだ
それならそれでいいじゃないか
俺達は離ればなれになったまま大人になっちまったな
お前は憶えてないかもしれないけど
俺はお前の妹に夢中だったのさ
けど、結局彼女に告白することもなく終わってしまったよ
学校帰りに初めて気に入らないヤツをブッ飛ばしてやったぜ
あの時はヤバかったよな、憶えてるかい
今は何もかもが変わってしまって、一緒にツルむこともない
俺がカネを稼ぐ事に躍起になっているとこが気に入らないんだろ
俺は心の中じゃ、今もお前が昔のままだと思っているんだぜ
街に繰り出す時のお前は、仲間を大勢引き連れていたっけな
俺はそんなお前を笑って見てるしかなかったから
一緒にハイになるなんてできなかったのさ
お前も満たされた生活を送るために必死なんだろ
だったらやりたいようにやってみなよ
俺はお前に腹を立ててなんかいないんだからさ
[コーラス・Danny Boy]
俺はお前に腹を立ててるわけじゃない
お前らに対して腹を立ててるわけじゃないのさ
[ヴァース２・2Pac]
昔の俺達は離れて暮らす従兄弟同士みたいだったよな
ケンカしたり、ダズンズをしたりして遊んだっけ
当時は近所のガキどもがみんなそうやって遊んでた
俺達だけが騒いだわけじゃないのさ
屋根のてっぺんに登ったり、階段を使って遊んだりしてさ
俺がお前に奇襲攻撃を仕掛けたりしたっけ
一緒に過ごしたあの頃が懐かしいよ
女とイイコトするなんて、これっぽっちも考えてなかったよな
そのうち俺達は悪さをしでかすようになり
いつの間にか犯罪の味を覚えちまった
あの頃の俺達に戻れたらいいのにな
ガキだった俺達には、世間の常識なんて判らなかったのさ
俺は銃の魅力に取り憑かれて重罪になっちまった
離ればなれになる時も、お前は俺を待っててくれると言ったよな
俺が州の刑務所ににブチ込まれている時なんか
誰もそんな風に優しい言葉をかけてくれなかったぜ
ムショ送りになる時、俺はお袋にサヨナラを告げたのさ
寂しそうなお袋の目から見る見るうちに涙が溢れてきて
それを拭ってあげるしかなかったぜ
必ず戻ると言ったからには、俺も我慢強くならなきゃな
お袋と違ってbitchは涙の一粒さえも流してくれなかったぜ
ムショの中じゃちっとも幸せになんかなれないぜ
これから先の数年間は笑う気にもなれないのさ
ここに居たんじゃ気が触れてしまいそうになって
わけもなくムショの連中を痛めつけてしまうんだ
"どうせ、いつかは出所できるのさ"と判っていても
独房の中に居ると、悪い方悪い方へと物事を考えてしまうぜ
出所したらすぐにお前のところへ飛んでいくと彼女に言ったよ
仲間がお前の事を狙ってるらしいけど、俺はお前を笑い飛ばすね
どうせお前はその程度のアバズレだったのさ
だから俺はお前に腹を立ててないぜ
[コーラス]
[ヴァース３・2Pac]
お次は誰の話が登場するか、当ててみるかい
ムショ帰りのniggaが、今じゃ楽しくやってるのさ
Bitchどもはヤツを放っておかないし
アバズレどもはあいつに夢中
何一つ持っていなかったあいつが、今じゃ何でも持っているんだ
上モノのクラックの塊もたんまり持ってるからな
あいつは何の取り柄もないniggaから
ストリートの顔と呼ばれるいっぱしの男に変身したのさ
この辺じゃすっかり有名人で、ヤクの売買に夢中ときてる
その分敵も多いけどな、派手な暮らしは辞めた方が身のためだぜ
最初は俺達の仲間だったというのに
ドデカい事をやってのけてからすっかり変わっちまったな
みんなでお前を痛めつけることにしたぜ、お前はくたばるのさ
ガキの頃のお前は不満だらけだったもんな
そのうちに銃をブッ放してヤクでハイになる味も覚えたわけさ
今よりマシな暮らしができる時が来ればいいんだけどな
犯罪が時には役立つことだってあるんだぜ
そのうちラップで稼げるようになるってわけさ
ガキの頃にツルんでた仲間に嫉妬されるようになっちまうけどな
こんな俺でもいろいろあったんだぜ
俺を陥れようと企む連中も大勢居たしさ
今でも俺は枕元に銃を置いてるんだぜ
こんな暮らしはいつになったら終わるんだよ？
神に祈るような事になった時にようやく終わるんだろうな
ほんのガキだった頃は
毎日の暮らしから逃げたいなんて思わなかったのにさ
俺に問いかけをしてくる連中が大勢居るのさ
ゲットーから飛び出した俺が今でもあいつらの仲間かどうか
連中はそれを確かめたがってる
今の俺はヤワな男に見えるってのか？
連中は俺に言いたい事が山ほどあるみたいだな
けど、俺はそんな連中を笑い飛ばしてやるぜ
お前らniggaどもには、どうせ俺の気持ちなんて解りゃしねぇんだ
お前らに腹を立ててなんかいないけどさ
[コーラス]